RSウィルスとは 保育園で流行中の症状や治療、入院となる基準や期間などは?

今朝RSウィルスが大流行しているとのニュースが流れていました。

ここ数年でぐっと件数が増えているRSウィルスは、毎年秋口から冬にかけて流行するのですが、今年は例年より多い件数の報告が上がっています。

そもそもRSウィルスとは聞き慣れないですが、どういったウィルスなのでしょうか?また感染したらどうなるのか、大人の症状や入院しないといけなくなるのはどういった場合なのかなど疑問点を調べてみました。

RSウィルスとは 症状や治療方法は?

RSウィルスそのものは昔からあるウィルス性の感染症の1つです。インフルエンザのようにウィルスによる飛沫感染及び接触感染することで発症します。

乳幼児などに感染が多く、2歳までに9割以上が感染すると言われています。

免疫が無い乳児や免疫力が落ちている高齢者が感染すると重症化しやすく、最悪の場合は死に至る場合もある怖いウィルス感染症です。

1度感染しても風邪やインフルエンザのように、何度も感染しますが、感染する度に免疫を獲得していき、症状が軽くなっていきます。

2歳をすぎると重症化する可能性も低くなり、小学生になるとほとんど風邪の症状と見分けがつきません。

同様に大人がかかっても症状が重症化することはほとんどないので、感染に気づかないために子供に感染させてしまうということが多くあります。

RSウィルスに感染すると出てくる初期症状は、

・せきが出る(空咳みたいな場合も多い)
・38度くらいの熱が出る
・鼻水が出る

といったまさに風邪のような症状が出てきます。大人の場合は、免疫力が強いので、ここから症状が重症化することはほとんどありません。風邪かな?という位で、数日で症状も治まるためにRSウィルスに感染したとは認識できないことがほとんどです。

ただし、乳幼児や高齢者など免疫力が弱い場合には、2割~3割位の確率で症状が悪化し、入院しないといけないくらいの重症化することがあります。

特に生後1年未満の乳児に関しては、RSウィルスに感染すると重症化することが多く、症状の進行も早く、半日後に急変するということもあります。

最初は風邪と診断されていても次のような症状が出てくるとRSウィルスの感染を疑った方が良いかもしれません。

RSウィルスの症状と治療が必要な目安

乳幼児や高齢者など免疫力が弱い人がRSウィルスに感染すると重症化することがあります。RSウィルスの特有の症状が出始めたら、風邪と診断されていてももう一度医療機関に行って診察と適切な治療を受ける必要があります。

・呼吸がしづらい
・呼吸音がする(ヒューヒュー音やゼイゼイ音)
・呼吸する度にお腹や喉仏がへこむようになる
・顔色が赤褐色ががってくる
・水分を飲み込むのがつらくなる

特に生後1年未満の乳児は、さらに無呼吸発作や、気管支炎肺炎などに併発してしまうことも考えられますので、上記のような症状が出たらすぐに医療機関にかかることをおすすめします。

RSウィルスのよる入院の基準と期間

乳幼児が感染して、症状が進行してくると入院しないといけないことがあります。

その基準は、診察医が判断しますが、気をつけないといけないのは、はじめてRSウィルスにかかった場合です。

免疫が無いので、症状が悪化しやすいためです。

特に生後半年未満の幼児の場合は、無呼吸発作や肺炎などの心配がありますので、RSウィルスに感染していると診断された場合は、高い確率で入院することになります。

RSウィルスの症状は急変するということもあるので、病院で適切に経過を見守る必要があるからなので、その場合は医師の判断基準に疑問がある場合でも入院をしたほうが良いかもしれません。

もちろん、症状がすでに悪化している場合で、呼吸困難や肺炎を併発するおそれがあると判断された場合も入院が必須になるといえます。

入院する期間は、症状と乳児の年齢(月齢)にもよりますが、おおよそ1週間~1ヶ月ほどになります。

肺炎や細気管支炎などを併発した場合は、退院まで時間がかかりますので1ヶ月位の入院の可能性も高くなります。

実はRSウィルスには特効薬がないので、対処療法での治療になります。そのために、発症している症状によって治療期間が変わるために、入院期間も長くなります。

生後半年未満の乳児の場合は、入院期間も長くなると考えておいたほうが良いかもしれません。

RSウィルスの潜伏期間と予防

RSウィルスの潜伏期間は、4日~8日間ほどと見られています。

飛沫感染や接触感染で体内に入ったRSウィルスは、2日目くらいから初期症状である、鼻水や席が出始めるので、一緒にウィルスも排出されるようになります。

また症状が収まっても、排出期間は20日ほどと長い場合があるので治ってもしばらくはウィルスを周りに撒き散らしている可能性があります。

RSウィルスが保育園などで、流行し始めると一気に広がるのはこのためです。

RSウィルスは特効薬が無く、感染力が強く、流行しやすいので、大事なのは予防になります。

RSウィルスに対するワクチンは、厚生労働省が決めた基準を満たす場合のみワクチン投与する場合があります。その基準は、早産であったり、呼吸器疾患やその他先天性疾患を持っている乳児に限られます。

通常の場合、RSウィルスに対する予防はマスクや手洗い、うがいなどを徹底することになります。

また、軽度の症状であっても伝染りますので、風邪かなと思ったら、すぐにマスクをして乳児を触る場合は手指の消毒をしておいたほうが安全です。

2歳以上になると感染しても症状がひどくなりにくいので、そこまで神経質にならなくてもよいのですが、乳児や高齢者がいる家庭ではしっかり予防をしたほうが良いと思います。

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