新型コロナウィルス感染症の話題が、連日トップニュースです。
まだまだ未知のウィルスに対しての対策は、日々情報をアップデートしていかないといけない状況です。
また、ニュースで大々的に報じられていますが、一部ではそれはデマでは?と思えるほどの情報の切り取りなどが行われているのも事実です。
間違った情報には踊らされることなく、正しく恐れることが大事になるかと思うので、再度新型コロナウィルス感染症の情報についてまとめてみました。
目次
新型コロナウィルス感染症の予防
やはり一番大事なのは、予防をして罹らないようにするということですね。これまででよくわかってきたのは、ある条件がそろうとクラスター(集団感染)がおきやすいということです。
専門家会議での報告書、『新型コロナウイルス感染症対策の状況分析・提言」(2020 年 3 月 19 日)』では、現時点では持ちこたえているという表現でしたので、これをこのまま維持しないといけないということですね。
そのためには、「コロナ慣れ」しないでしっかり対策をしないといけません。
感染拡大を起こしやすい3つの条件
①換気の悪い密閉空間
②人が密集している
③近距離での会話や発声が行われる
この条件が重なるとクラスター(患者集団)を発生させやすいことがわかってきました。(クルーズ船、屋形船、ライブハウスなどの事例)
引用元:https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000610566.pdf
この3条件が重なる所には行かないということが大事です。
クラスター(集団感染)発生マップ(https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000609647.pdf)
この提言を受けてか、最近では、電車などは窓を開けていることが多くなってきました。満員電車はやはり怖いので、時差通勤で人を減らしつつ、換気をしっかりすることで飛沫感染のリスクを下げる効果を狙っていますね。
新型コロナウィルス感染症の予防方法
これはずっと変わらず、飛沫、接触感染の予防を継続するということですね。
①手洗い(石鹸やアルコール消毒などで手指清潔をたもつ)
感染症予防の基本のきは、手洗いです。外出先から帰ってきたとき、食事の前、調理の前後、トイレの後、不特定多数が出入りする場にいるときは積極的に手洗いを行います。
②ドアノブやスマホなどを定期的に消毒または清掃
接触感染のもとになる、手を触れるような場所は定期的にアルコール消毒や次亜塩素酸ナトリウム(ハイター希釈液)などで拭いて消毒しておきます。アルコール除菌シートなどでもOKです。
またスマホはかなり注意が必要なのでこちらも接触感染の元にならないように注意して拭いておくことが大事です。
また、なるだけ、手づかみで食べるものは避けたほうがいいですが、無理な場合は必ず、石鹸で手をしっかり洗った後にします。
③3つの密が重なる場所は避ける
新型コロナウィルス感染症は、飛沫感染、接触感染で広がるのですが、もう一つの感染『マイクロ飛沫感染』というものが例外的に発生している可能性があるとのことです。(NHKスペシャル“パンデミック”との闘い~感染拡大は封じ込められるか~」- 2020年3月22日分)
そのマイクロ飛沫感染が、クラスターを発生させている可能性があるということで、上記の3つの密がそろう場所を避けるということだそうです。
④免疫力を上げる(下げない)
新型コロナウィルス感染症は、まだ明確な治療薬が見つかっていません。
現在、実際に新型コロナウィルス感染症にかかって重症化している患者さんに対して、効果があるであろうと予想される4つの既存の治療薬を投薬しているそうです。
いわゆる治験段階なので、これらのデータがそろってくるのはまだまだ先の話です。
それまでは、自分の体の免疫力が頼りです。免疫力が高いと、ウィルスに侵入させなくしたり、万が一ウィルスに侵入を許しても、重症化しなかったりします。
できる限り免疫力を落とさない、上げておく行動をすることが大事です。
- 十分な睡眠
- バランスの取れた食事
- メンタルヘルス
- 適度な運動
これらをいつもより意識して生活することも大事ですね。
新型コロナウィルス感染症の現状
現状については、厚生労働省のコロナウィルス感染症のページが1次情報源としておすすめです。
厚生労働省新型コロナウィルス感染症国内の発生状況
空港検疫で見つかっている方が増えているのは、おそらく世界中から戻ってきた、在外邦人の方々ではないかと推測されます。
また、国籍確認中の方が300人近くいるのも注意が必要ですね。
東洋経済オンラインのサイト
東洋経済オンラインのまとめた新型コロナウィルス感染症のデータサイトです。こちらは、累計と新規の数が両方見ることができますのでわかりやすいです。
他にも、PCR検査数や重症者数、年代別の症例数や退院患者数なども載っていてきめ細かいデータが一目瞭然です。
新規感染者数の動向は、これからどうなるのかを占ううえで重要ですね。
ただ、感染者数はタイムラグがあるので、前もって対策しておかないといけないです。
人口当たりの感染者数や死者数をまとめたサイト

死者数だけでは、ピンと来ない場合もあります。人口100万あたりにすることで各国の状況もよく分かります。(スマホ最適化はなされていません)
こちらのサイトは、札幌医科大学医学部 附属フロンティア医学研究所 ゲノム医科学部門が作成しており、1次ソースはWHOです。
中国のデータはちょっと信頼性が悪いのですが、それでも都市封鎖で何とか抑え込みに成功しつつある状況は見て取れます。
また韓国も100万人あたり200人を超えてなんとか抑え込みに成功しつつある状況も見て取れます。
イタリアは、少し良くなる兆しが見えてきたのかもしれませんが、すでに100万人あたり1000人を超えてしまっています。
フランス、ドイツ、アメリカ、イギリスなどはこれからまだ増えてしまうのかもしれません。
まとめ
3/27時点では、日本がこれからオーバーシュートへの道を進むのか、それともまだまだ持ちこたえるのかは見えていません。
ただ、大都市部(首都圏、名古屋圏、京阪神圏)はかなり感染者が増えてきており、予断は許さない状況です。
一人一人が予防に意識をもって、やるべきこと(手洗い、マスク、3つの密を避ける等)をしっかりやることで爆発的感染拡大を防ぐことができるかもしれません。
備えあれば患いなしということで、しっかり備えながらも、気持ちは明るく持って過ごすことが良いのかもしれませんね。